会席料理は順番に
 本来茶の湯のもてなし料理として進化した会席料理は、料理の順番まで決まっており、濃い味のものを食べた後は、箸休めとよばれるほとんど味のないものが出てきて、組み立てられた料理から何かを省くということが出来ないほど完成度が高い。
 写真で会席料理に当たるのは組写真で、何枚かの写真で構成する。ところが、1枚の写真で何でも入れようとする人がおおい。
「空も綺麗だから入れたいし、右のツツジも見事。石畳も入れたいからずっと下がって、左の灯籠も入れたい。記念写真だからみんな真ん中に立って、にぎやかな雰囲気も入れたいから通行人も入れてしまおう」
では、何を写したのだかわからなくなってしまう。たくさん写した写真の中に、そのようなオールインワンが1枚ぐらい混ざっているのならば良いが、旅行の最中に撮った写真が全部それではつまらない。写したいと思ったら、写したい物にぐっと寄って写す。それを心がければ、写真はずっと面白くなる。

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