まん中はヘソだ!
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スポ根漫画の代表とも言える「巨人の星」でのシーン。青雲高校の紅白試合で、相手側の監督についた星一鉄(主人公=星飛雄馬の父親)は、飛雄馬の速球打倒のため「へそ作戦」をチームに指示する。すると飛雄馬の球が突然打たれだし、「へそだ、へそだ!」と飛び交うやじの中、次々と外野へと消えていく。 これは経験の少ない速球投手によくある、「真ん中にしか投げない」という欠点をついた作戦で、へそのラインにバットをだせば必ず当たる(もちろんタイミングがあえば)というものだ。この作戦によって鍛えられた飛雄馬は、球すじをはずすことの重要性を知り、大きく成長したというお話。 構図の話である。ほとんどの人はカメラを構えるとき、まっすぐに立っている。又、多くがカメラを水平に構えている。すると人物の顔が画面の中央にきて、何の疑問ももたずにシャッターを押してしまう。だからできあがった写真の上半分が、空になってしまうのである。 この傾向は、一眼レフか自動焦点カメラを使っている人に多い。カメラの中心でピントを合わせる為である。たしかにいちばん重要なのは顔であるが、顔の位置がへそより30センチも前にあるとか(いるわけない!)、逆にへその位置が顔より40センチも前にあるとか(これは結構いそうである)、そういう人を撮影するのでなければ、服のガラにでもピントをあわせれば、顔もピントぴったりのはずである。 |
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後ろに建物があるからそれほど気にはならないが、これが空だと見事に不愉快になる。スナップの場合写したいものが画面全体に入っている方が好まれる。「小さく写るのが好きなの」などとひねくれた人は別として。 |