望遠レンズは良いレンズ?
 最近のコンパクトカメラは、ほとんどがズームレンズになって、メーカーは望遠側をどんどん伸ばすことで宣伝にインパクトを加えている。小さなボディーからニュ〜っとレンズが飛び出れば、なんだかすごいカメラに見えるよね。
 ところがこの望遠レンズがくせ者。同じ直径なら望遠になればなるほどレンズは暗くなる。しかも望遠になればなるほど手ブレに弱くなる。さらに望遠はピントの合う範囲が狭い。プロだって望遠を使う時は三脚に乗せたり高感度フィルムを使ったりと気を使うのに、素人が気楽に望遠を使って、まともな写真が撮れるわけがない。
 もう1つ困ったことがある。望遠がついていると、一歩前に出て撮影するという気持ちが無くなってしまうのだ。望遠で離れて撮るよりも広角で近づいて写した方が遙かに迫力がある。結婚披露宴などのように室内でフラッシュを使うときはなおさらだ。カメラについているフラッシュの光は、せいぜい3〜5mぐらいしか届かない。望遠のついていないカメラの人は前に出て綺麗に写し、望遠を使う人は後ろから綺麗な写真が撮れないだけでなく、人の頭ばかり写している。
 もちろん望遠ならではのシーンもあるけれど、望遠を使うには、それなりの知識と技術が必要。

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