デジタル処理による写真の修整・合成が日本中に行き渡った。今ではどこの町にもデジタル処理の看板を上げている写真館がある。また、広告の分野も含めて莫大な予算で設備を用意し、大規模に営業している会社も増えてきた。
 ドーバーフォトは1994年〜1995年に全国50000社の写真関連業種にDMを送付した。たまたま50000社に入れている卸屋さんのDMに同封することで可能になった数字だが、後にも先にもこれほどの宣伝を行ったケースは無いはずだ。当時は連日のように見積もり依頼FAXがとどいて(電話による問い合わせは最初から排除した)、予想もできないような写真館の失敗救済や、道義的に疑問のある合成を処理したり断ったり。そのおかげで技術は向上し、「どう考えても、うち以外では出来ないだろう」と思えるレベルにもなった。
 デジタル処理の普及で処理量が減った反面、他では処理できない難解な処理ばかりが集まるようになる。1996年、ニッテレ特命リサーチ200Xの初回に、佐野史郎演じるチーフのスキャンダル写真の合成実演で登場してからは、写真業種以外からも問い合わせが殺到した。そして出演だけでなく、テレビ番組で使用する資料写真の作成も行うようになった。撮影されていない写真作成・コメディー用の合成・再現不可能な再現写真などだが、合成による嘘の作成には一切手をかしていない。証拠性を奪う危険な技術だけに心している部分である。同様の理由で、工事写真でも写真の失敗のみ救済するよう心がけている。

 ここにアップするサンプルは、あくまでサンプルとして許される範囲の写真であり、残念ながら究極の修整をアップすることはできない。多くは写真館などのプライバシーに関わるからだ。また、究極の集成はルーペで確認してばれないレベルにこそ意味があるのであって、画面上で価値の確認できるものではない。あくまで参考にとどめて欲しい。

日本標準になった?全国展開のチラシ 2002.01.22.UP

ロシア戦争時代の集合写真 2000.05.14.UP

スタジオ写真における衣装の乱れ 2000.05.14.UP

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