へたに撮っても上手に撮っても1枚のフィルム。「わたし下手だから」ではなく「ちょっとは上手になろう」の心意気を!写真なんてちょっとしたことで簡単にうまくなります。

★目次
富士山に学べ
まん中はヘソだ!


富士山に学べ


 建物や記念碑などの前で記念写真を撮るとき、たいていの人は人物を建物などのすぐ前に立たせて、カメラだけが建物全体のはいる位置まで下がって撮っている。これでは建物全体は入っても、人物が小さくなってしまいつまらない写真になってしまう。富士山全体が入るように記念写真を撮ろうとして、富士山の裾野に人物を立たせておいてから写す人が車で30分も走って行き「こっちをむいてー」等と大声で叫ぶことは決してない。建物でも富士山でも同じである。大きくて下がらなければ全体が写らないようなものの前で記念写真を撮る場合は、人物とカメラの両方を遠くに持っていくこと。そしてカメラを持った人はしゃがむこと。これをやるだけで俄然写真の質が上がる。


まん中はヘソだ!


 スポ根漫画の代表とも言える「巨人の星」でのシーン。青雲高校の紅白試合で、相手側の監督についた星一鉄(星飛雄馬(主人公)の父親)は、飛雄馬の速球打倒のため「へそ作戦」をチームに指示する。すると飛雄馬の球が突然打たれだし、「へそだ、へそだ!」と飛び交うやじの中、次々と外野へと消えていく。
 これは経験の少ない速球投手によくある、「真ん中にしか投げない」という欠点をついた作戦で、へそのラインにバットをだせば必ず当たる(もちろんタイミングがあえば)というものだ。この作戦によって鍛えられた飛雄馬は、球すじをはずすことの重要性を知り、大きく成長したというお話。
 「富士山に学べ」に続いて構図の話である。ほとんどの人はカメラを構えるとき、まっすぐに立っている。又、多くがカメラを水平に構えている。すると人物の顔が画面の中央にきて、何の疑問ももたずにシャッターを押してしまう。だからできあがった写真の上半分が、空になってしまうのである。
 この傾向は、一眼レフか自動焦点カメラを使っている人に多い。カメラの中心でピントを合わせる為である。たしかにいちばん重要なのは顔であるが、顔の位置がへそより30センチも前にあるとか(いるわけない!)、逆にへその位置が顔より40センチも前にあるとか(これは結構いそうである)、そういう人を撮影するのでなければ、服のガラにでもピントをあわせれば顔もピントぴったりのはずである。


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